賃貸住宅で安心して夏を過ごすために|ゲリラ豪雨・台風対策
2026/07/21
突然のゲリラ豪雨への対策
ゲリラ豪雨は、短時間に非常に強い雨が降る現象です。
雨が降り始めてから急激に状況が悪化することがあるため、天気予報や雨雲レーダーをこまめに確認しましょう。
窓を閉めて外出しましょう
夏場は換気のために窓を開けたまま外出することがありますが、突然の大雨で室内に雨が吹き込む可能性があります。
短時間の外出であっても、天候が不安定な日は窓を閉めてください。特に、ベランダ側の掃き出し窓や小窓、廊下側の窓の閉め忘れに注意しましょう。
ベランダの排水口を確認しましょう
ベランダの排水口に、落ち葉、泥、ごみ、洗濯ばさみなどがたまっていると、雨水が流れにくくなります。
大雨の際にベランダへ水がたまり、室内や階下へ漏水する原因となる可能性があります。日頃から排水口周辺を清掃し、水が流れる状態を保ちましょう。
ただし、共用廊下や屋上など、入居者様が立ち入ることのできない場所の排水設備には触れないでください。
洗濯物や荷物を室内へ移動しましょう
急な強風を伴うこともあるため、洗濯物、布団、植木鉢、物干し用品などは早めに室内へ移動してください。
物が飛ばされると、窓ガラスや車、人に当たる危険があります。
道路や地下空間に注意しましょう
大雨の際は、道路が短時間で冠水することがあります。
水がたまっている道路には無理に入らず、アンダーパス、地下道、河川の近くには近づかないようにしてください。マンションの地下駐車場や半地下住戸をご利用の場合は、早めに周囲の状況を確認しましょう。
お住まいの地域の洪水や浸水リスクは、自治体のハザードマップや国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できます。住所を入力して、洪水や土砂災害などのリスクを事前に確認しておきましょう。
台風が接近する前に行うこと
台風への備えは、雨や風が強くなる前に行うことが重要です。
気象庁も、窓の施錠、排水口の清掃、飛ばされやすい物の固定や室内への格納などを、風雨が強まる前に行うよう案内しています。
ベランダの物を片付けましょう
次のような物は、できる限り室内へ移動してください。
- 植木鉢
- 物干し竿
- ハンガー、洗濯ばさみ
- サンダル
- ごみ箱
- 傘
- 子どもの玩具
- アウトドア用品
- 自転車のカバー
物干し竿は、物干し金具から外して床に置くだけでは、強風で動く可能性があります。可能な限り室内へ収納してください。
ベランダは共用部分に当たるため、避難経路を塞ぐような置き方はしないでください。
窓や雨戸を確実に閉めましょう
窓とサッシは最後まで閉め、鍵をかけてください。雨戸やシャッターが設置されている場合は、早めに閉めましょう。
飛来物によって窓ガラスが割れる危険に備え、カーテンやブラインドを閉めて、窓の近くで過ごさないようにしてください。気象庁も、飛来物への備えとしてカーテンやブラインドを下ろしておくことを案内しています。
窓ガラスへテープを貼るだけでは、ガラスが割れること自体を防げるとは限りません。無理な補強や、退去時に跡が残る粘着力の強いテープの使用は避けてください。
停電・断水に備えましょう
台風によって停電や断水が発生する場合があります。次の物を事前に準備しておきましょう。
- 飲料水
- 保存できる食品
- 懐中電灯
- 乾電池
- モバイルバッテリー
- 携帯ラジオ
- 常備薬
- 救急用品
- 簡易トイレ
- 現金
- 乳幼児用品やペット用品
スマートフォンやモバイルバッテリーは、台風が接近する前に充電しておきましょう。
気象庁では、非常用品の確認、飲料水や生活用水の確保、避難場所や避難経路の確認を事前に行うよう案内しています。
浴槽に水をためる際の注意
断水への備えとして浴槽に生活用水をためる方法もありますが、小さなお子様がいるご家庭では転落事故に十分注意してください。
また、台風通過後は長期間放置せず、衛生面に注意して処分してください。
車や自転車も確認しましょう
駐車場が低い場所にある場合は、浸水のおそれがないか確認してください。
機械式駐車場や地下駐車場については、管理会社や駐車場管理者から案内がある場合、その指示に従ってください。
自転車は指定された駐輪場所に置き、強風で倒れたり移動したりしないよう、施錠状況も確認しましょう。
雨漏りや設備トラブルが発生した場合
室内への雨漏りや浸水を確認した場合は、まず安全を確保してください。
室内でできる応急対応
- 漏水箇所の下にバケツや容器を置く
- 周辺の家具や家電製品を移動する
- 床にタオルやビニールシートを敷く
- 漏水箇所と被害状況を写真や動画で記録する
- 管理会社または設備トラブル受付窓口へ連絡する
水が照明器具、コンセント、分電盤などの電気設備付近に達している場合は、感電や漏電のおそれがあります。濡れた状態で電気設備に触れず、危険がある場合は安全な場所へ移動してください。
管理会社へ連絡していただきたいケース
次のような場合は、速やかにご連絡ください。
- 天井や壁から雨水が入っている
- 窓を閉めてもサッシ周辺から大量に水が入る
- ベランダの水位が上がり、室内へ入りそうになっている
- 共用廊下や階段が浸水している
- 窓ガラスや建物設備が破損した
- 停電が自室だけで発生している
- エアコンから異常な水漏れや異音が発生している
なお、台風や集中豪雨の最中は、作業員の安全確保のため、すぐに現地対応できない場合があります。緊急性を確認しながら、天候回復後の対応となることがありますので、あらかじめご了承ください。
避難情報が出た場合
市区町村から避難指示などが発令された場合は、管理会社からの連絡を待たず、自治体の案内に従って行動してください。
避難場所と避難経路は、平常時に確認しておくことが重要です。ご家族で、避難先や連絡方法について話し合っておきましょう。
夜間や雨風が強くなってからの移動は、かえって危険になることがあります。避難に時間がかかる方がいるご家庭では、早めの避難を心掛けてください。
まとめ
夏を安全に過ごすためには、日頃の小さな備えが大切です。
熱中症を防ぐため、室内でもエアコンを適切に使用し、こまめな水分補給を行いましょう。また、ゲリラ豪雨や台風に備え、ベランダの排水口や置いてある物、窓の施錠状況を事前に確認してください。
天候が悪化してからベランダへ出たり、屋外の物を片付けたりすることは大変危険です。必ず、雨や風が強くなる前に準備を済ませましょう。
万が一、雨漏り、浸水、窓ガラスの破損、設備の異常などが発生した場合は、安全を確保したうえで、管理会社または設備トラブル受付窓口へご連絡ください。